河村廣定のHP:疾病は皮膚自律神経に伝わる=反応点治療(講習会・岐阜・神戸・西宮・尼崎・甲子園口・三ノ宮・芦屋・宝塚・西宮北口)

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河村廣定のHP:疾病は皮膚自律神経に伝わる=反応点治療(講習会・岐阜・神戸・西宮・尼崎・甲子園口・三ノ宮・芦屋・宝塚・西宮北口)

めまい

回転・浮動・失神感・・めまい

めまいはどうして生じるのか・・・。回転性めまい、ふわふわとする浮動性めまい、気が遠くなる失神感など体の位置や姿勢、動きなどに応じて症状が出る。基本的には内耳の疾病と考えられているが、脳内の疾病でも起こり得ると考えられている。

良性発作性頭位めまい、なんとも理解しがたい表現である。めまいでお困りの方にとって「めまいに良性、悪性が有るか ! 」と叱られそうであるが、学問上の分類である。死に直結しないめまいとでも言いましょうか、圧倒的に多くのめまいを言う。

体は色々な感覚器(センサー)から情報を集め、それを脳で理解して体の働きを保っている。その点で、先ずは、内耳のセンサーが正常に働いているか、否かを調べることが先決である。しかし、頭蓋骨の中にある細いリンパ管を調べる方法は無い。そこにコメントはできないから他の部位の障害を想定する。結果的に何も異常が発見できないと時に「良性発作性頭位めまい」と呼んでいる。

一説に、平衡感覚は内耳、小脳、中脳などの血流障害によってももたらされると言う考え方がある。あくまでも一つの考え方であるが、これが怪しい。なぜなら内耳のリンパ管は脳脊髄液の一部であり、血液とは直接的な関連は少ない。小脳や中脳に血流障害があるならば、他の症状も併発する・・・。なにより、内耳の状態を観察できない。決して確かな話ではなさそうだ・・・。憶測の憶測と私は言っているが、臨床医学ではよくあることだ。

一般市民には血流障害と言う言葉はイメージしやすいから、医療や鍼灸治療の現場においても、その言葉は適宜に用いられる。しかし、血液が直接細胞に触れるのは血管の細胞だけである。ずいぶん大雑把な言葉である。、血流を改善して体調を治す、と言う言葉はイメージであって、現実性は低かろう。

我らは、内耳の障害から伝えられる皮膚の反応点を検索して診断する。反射性に反映される生理作用だけに内耳が正常か否かを判断できる。

自律神経失調症があります・めまいもします・胃腸も弱くて・・・

自律神経失調症 (不定愁訴症候群) を訴える患者さんは複雑な愁訴をお持ちの方が目立ちます。めまい・鼻づまり・耳鳴り・頭痛・肩こり・心臓・冷え・めまい・食欲不振や便秘・下痢などのように全身に愁訴を訴えます。施術する立場から一つ一つの症状を説明できないのでしょう、う-ん、自律神経の失調かな・・・と考えてしまいます。

それらを分解して考えると、頭痛・肩こり・冷えは体性感覚の範囲です。めまいは内耳、鼻づまりは鼻炎、同期は心臓、食欲や便秘は消化器の症状です。それらが同時に自律神経によって害されるならば、一本の神経が全身に軸索(枝) をだす、または、シナプスでつながっていることが必要です。残念ながら自律神経の分布はそのようになっていないのです。

肩こりや頭痛は筋緊張が関わりますから、運動神経=自律神経では無い。

心臓は胸部交感神経系・消化器は迷走神経 (脳神経) が主要な機能を支配しています。

冷えは腰部の交感神経

めまいは前庭神経 ・鼻づまりは三叉神経 (脳神経)

それらの症状が一人の方に生じても、別々の神経系や脊髄支配が異なりますから、ひとまとめにして自律神経失調症と名付けることに無理があるのです。おそらく、一つ一つの症状を一人のお医者さんが説明することは大変なことです。いわゆる症状を表す症候名は病名では無い(原因が特定されていない)と考えるべきなのでしょう。

原因不明の症状に対して、「自律神経の調整・自律神経の調子を整える」などといい加減な言葉を用いる鍼灸師・医師など医療関係者が多いように感じています。

私ども反応点治療研究会では、皮膚に認められる反応点 =深部からの情報が皮膚の交感神経に影響した部位=を検索して施術します。鍼やローラー刺激は脊髄を介して問題の内臓などの深部を支配する自律神経に働きかけて深部の修復を促します。すなわち、一つ一つの症状を発症させた原因疾患に働きかける鍼灸施術なのです。

西宮の治療院に今日来られた患者さんも、最近動悸がなくなった。頭痛も無い・・・とたくさんの症状が一つ一つ解消されることに安心感を抱いていただけたようでした。

めまいで小脳障害・・

めまいは複雑な機序が関わる。一般的には内耳疾患であるが、中には糖尿病が関わる例も知られている。

めまいは平衡感覚障害ですが、それは目・運動感覚なども関わる。そこで情報路、神経がどのように伝えるかをおさらいすると、半規管や耳石器からの平衡感覚情報は中脳に伝えられる。目の水平感覚は中脳へ伝えられる。運動感覚は筋肉から小脳を介して中脳に伝えられる。

これらどこに障害を生じても「めまい」にはなりうるだろうが、目の平衡感覚は両眼で一つ・足腰の両側の筋肉からは複数の情報が、そして内耳は左右から、と複雑怪奇な情報が中脳へやってくる。

それらの情報が一致した結果を招くならば、中脳は混乱すること無く正常に働くだろう。しかし、不一致の時は中脳はどうする・・・・。

おそらく、多数決のようにして、間違った情報を無視するのだろう。全盲の方が普通に生活している姿は、また、車椅子でパラリンピックで頑張る姿を拝見するが、情報が少ない場合に中脳は混乱しないことを意味している。このように考えると情報肩の状態が中脳に混乱を招いていると推察される。一昔前には P Cが突然フリーズすることが少なくなかつたが、激しい情報過多の状態は失神状態を招く。

さて、小脳障害でめまいは起こるのだろうか・・・について推察してみた。運動感覚が伝わらないのならば、その方は一生めまいから解放されないことになる。基本的には情報過少状態となり、中脳は目や耳からの情報で平衡感覚とするだろう。もしかすると、小脳障害が原因でめまい発症しないかも知れない。めまいを起こしている瞬間の内耳機能を測定した者はいないだろうから、小脳説も一つの考え方に過ぎない。

糖尿病患者さんのケトン体過多でめまいを生じる過多においても、ケトン体が中脳に特別の状態を招かない限りめまいは生じないとも推察される。

どうやら、内耳過敏症が主要な原因と考えて良さそうだと思う。残念ながら内耳機能を簡単に観察する方法は存在しないことが諸々の考え方を生んでいるのだろうか。

過敏症は情報過多となるが、中脳には著しく活動電位が伝わる。前庭は左右にあることから、一方の過敏状態が運動感覚や視覚の平衡感覚情報よりも多く伝えられる。中脳は混乱状態になるだろうか・・。それをめまいと呼んでいるのだろう。

反応点治療では、内耳の反応点を検索して治療する。通常すっきりした顔つきに戻り、元気を取り戻すことが多い。

めまいの怖さは他にもある。中脳の混乱は自律神経の混乱を招く。また大脳にも混乱が影響するようだ。やる気の減退・不安など精神的影響が無視できない。

めまい・起立性調整障害・くらくら ・自律神経は鍼灸(西宮・大阪・宝塚・芦屋・尼崎)で・・

めまい・ふわふわ・頭痛・自律神経の鍼灸術(反応点治療)

ぐるぐる・ふわふわなどに「どうして・・? こんなことが」

足腰がしっかりしない、つまずく

自律神経症状などに襲われます。

Ⅰ.私の「めまい」に対する施術

めまい を平衡失調と呼ぶことがあります。内耳にある半規管や耳石器の過敏症があると、片耳から過敏な情報が脳に届けられます。両耳からの情報の違いが脳を混乱させます。いわゆる「めまい」です。そして、フラフラ、失神などを誘発します。

鍼灸刺激は内耳の血液循環やリンパ液の還流を促す目的で、内耳のツボ(内耳点)に行います。(内耳の障害は、耳たぶの下に現れます)。内耳の炎症などか回復すると、シャキッとなり、不安からも解放されると思います。

Ⅱ. めまいは、内耳の障害と気付きにくい

大脳皮質の感覚野には五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、皮膚感覚)を認識する部位があります。ところが平衡感覚野は存在しません。耳が原因だと自覚できないのです。目が回る・ふわふわする・ドキドキなど自律神経機能・貧血症状・筋肉運動などに影響して不安感に襲われます。

.めまいは、原因不明です。

原因不明といっても通常は内耳に原因があります

内耳は骨の中にあります。そして脳脊髄液が循環しています。X線、MRI、内視鏡カメラなどでは観察できません。また人の耳を実験に用いることはできませんから、明確な所見が得られないのです。

メニエール先生はご遺体から内耳を取り出して顕微鏡で観察し、半規管などの内部に炎症痕を発見しました。その為、医療ではステロイドを投与するようになりました。それ以来、詳細な画像の所見は無いようです。しかしメニエール先生は半規管に炎症の存在を指摘したわけですから、まずは内耳点の観察、施術をして症状の改善を判断します。残念ながらどんな病原体が存在したかは不明ですから、コツコツと手当てを積み上げなくてはならないと考えています。

Ⅳ. 起立性調整障害もめまいの仲間と考えられます

立って歩こうと思うと、フラフラして歩けない! 気持ちが悪い! などの症状を起立性調整障害と言います。

あるお父さんからの相談でした。「行って来ます」と家を出たのに、学校から登校していないと電話を受け探しに行くと、道路の脇で失神していました。そんな経験が度々あるらしいのです。 

平衡感覚の不調で、めまいや失神を誘導しますから、道端で倒れていのです。

Ⅴ.めまい と自律神経失調失調とは異なります!

平衡感覚は自律神経機能と密接に関わります。そのため、めまい が原因する自律神経失調の状態は少なくありません。例えば、匂いに安らぐのも、足元がしっかりしないのも、運動が苦手など複雑な愁訴となります。その瞬間に自律神経に反射して自律神経症状を誘発します。<自律神経は感覚器からの情報に従って体をコントロールしています> 前庭感覚は認識出ませんから、前庭からの情報による自律神経の興奮が、あたかも自律神経失調のように感じさせます。

例えば肺の CO2やPh センサーは呼吸を促進させます。血圧センサーも脳の血圧保持のために心臓に働きかけます。自律神経が本当に失調するならば生命の危機だと言われているのも頷けます。

Ⅵ 鍼灸の手当ては・・

勘弁な平衡感覚のテストに、遮眼書字法・片足立ちなどがあります。そこでいくつかのツボ刺激 (反応点を含む) で効果を比べました。内耳の反応点刺激が最も効果的なことを明らかにしたものです。

めまいの消失について・原文 

内耳の水腫(メニエール病)は根本的な治療法がありません。内耳は脳脊髄液が還流しますが、脳の血液関門を通過するために薬物などが直接作用しにくいのが特色です。

著書

めまい と特効穴、河村廣定他、 医道の日本誌、615;21-27,1994.

内耳点施術による「めまい」の消失、河村廣定他、 全日本鍼灸学会誌、47-1,1-5,1997.

内耳点刺激による、平衡感覚と自律神経失調の改善、河村廣定他、 医道の日本誌、704,       62-69.2002.

めまい を詳しく説明します。

(1). 目が回る・ふわふわする・足腰が…つまづくなど、

めまいは、運動や姿勢の不調、精神不安や自律神経症状を誘発します。ぐるぐると目が回れば、どなたでも「めまい」だと認知できます(回転性めまい)。しかし、次のような場合はどうでしょうか(非回転性・浮動性と呼んでいます)。

  • ふわふわする・つまづく・くらっとする・運動が苦手・壁に手をつく、もたれる・・・など、足腰に不安感を覚える(= 前庭  〜脊髄路反射)。
  • 乗り物は苦手・動悸がする・吐き気がする・気持ち悪いことが多い・冷や汗をかく・・など、自律神経失調かなと感じる場合(= 前庭〜自律神経反射)。
  • 目の前が暗くなる・気が遠くなる・・など、貧血かなと感じる場合(=情報の混乱)。

回転しない めまい は耳の病気であることに気付きにくいのです。多くの場合、自律神経失調かしら・更年期障害かな、と勘違いする方は少なくありません。

(2). ご安心を・・反応点の鍼灸治療で

鍼灸治療においても数々の考え方がありますが、反応点治療研究会では内耳点を重要視しています(内耳の炎症などは交感神経反射によって耳周辺の皮膚に反応が現れるからです)。ここに施術を加えますと、めまい・ふらつき・動悸などが軽減されて行きます。炎症などが完全に収まるまで、内耳点の刺激を繰り返します。

寺沢秀一、島田耕文、林寛之 (著)『研修医当直御法度 第6版』(三輪書店)より転載

上図のように、めまい には危険性が高いめまいがあると考えられています。しかし、内耳の前庭を的確に検査する方法はありませんから断定はできません。小脳動脈の枝から前庭、蝸牛に供給されます。血液、リンパが脳由来ですから、内耳は脳の一部と考えることができます。

反応点治療では末梢性のめまい、すなわち前庭の異常に伴う、平衡失調に対応できると考えています。メニエール先生が内耳のリンパ管に炎症の痕跡を見つけたことは、多くの めまい 患者さんに同様の病変があると推察しています。内耳の血流とリンパ流を改善する目的で内耳点に施述します。

めまいが起きたらどうする?

ぐるぐるとまわる めまい ・ふらふら・自律神経症状など めまい は複雑な症状を生じます。

その時、

  1. まずは姿勢を低くする・・・怪我の予防
  2. 首を動かさない・・・首を動かすたびに めまい は増悪する
  3. じっとして治るのを待つ・・・10分程度で落ち着きます
  4. 机などに頰杖をついて、耳たぶの下をさする
  5. 視野がスッキリしてきたならば、大丈夫です。
  6. 視界が広い場所で遠くを見ているのも一つの方法です。

そして、完全におさまってから静かに行動をしましょう。

気持ち悪いからといって、体の向きを変えようとすると再び強烈なめまいに襲われます。また、嘔吐したものを喉につまらせると呼吸がしにくくなります。床に着く場合は側臥位をお勧めします。また、体の向きによってめまいが楽になる姿勢がありますから探してみてください。

まずはおでんわを・・

メニエール先生は生前めまいで苦しんだ方の内耳を調べ、リンバ管内に水腫の痕を発見しました。姿勢を変化させる水腫がリンパ液の流れを阻害しますから前庭から脳に届けられる平衡感覚情報に左右差を生じます。その時脳はどちらの耳からの情報が正しいか分からなくなります。これがめまいの本態でしょう。

・めまい と特効穴、河村廣定他、 医道の日本誌、615;21-27,1994.

・内耳点施術による「めまい」の消失、河村廣定他、 全日本鍼灸学会誌、47-1,1-5,1997.

・内耳点刺激による、平衡感覚と自律神経失調の改善、河村廣定他、 医道の日本誌、704,       62-69.2002.

ちょっと、待って

治療院などでは「自律神経を調整しましょう」などということがありますが、自律神経が調整できるならば、それは自律神経機能ではありません。反対に自律神経が調整できるならば心臓の拍動は永久に動き続けるでしょう。

めまい について述べたように、感覚器からの情報に自律神経機能は動かされ、より良い体内環境を保とうと自律神経は働きます。すなわち間違った情報(過敏症など)によって自律神経は誤作動を生じるのです。原因は前庭(内耳) の過敏症が原因したと考えられます。

自律神経の調子が悪い、すぐに飽きる、眠れない・・」などと訴える患者さんは少なくないのです。「自律神経失調は平衡失調を疑え」と言えるでしょう。

医科歯科大学のシステム神経生理学教室の杉内先生は、

内耳の前庭からの情報が、外眼筋の運動神経核 (動眼、滑車、外転)、視床などがある(運動神経)に、また、自律神経系の諸核とも線維連絡(自律神経反射) がある。

したがって、前庭神経核は、感覚性の一次中継核であるという機能にとどまらず、多彩な入力を受け、中枢神経のさまざまな部位に出力し、眼球運動運動、体の平衡機能 (運動)や自律神経機能に深く関わる。

と日本生理学会誌のコメントしています。

河村廣定のHP:疾病は皮膚自律神経に伝わる=反応点治療(講習会・岐阜・神戸・西宮・尼崎・甲子園口・三ノ宮・芦屋・宝塚・西宮北口)