河村廣定のHP:疾病は皮膚自律神経に伝わる=反応点治療(講習会・岐阜・神戸・西宮・尼崎・甲子園口・三ノ宮・芦屋・宝塚・西宮北口)

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頻尿・尿漏れ、過活動膀胱は反応点(鍼灸)治療で

2020年01月05日、掲載

頻尿・尿漏れ

知人と旅行に行けない、外出がおっくうになる。
不眠や運動不足を招き、体力の低下を誘発します。
でも頻尿や尿もれは頻尿は病気です。

過活動膀胱 (過敏) は膀胱内膜の 慢性炎症が関わります。

排尿では、膀胱が収縮し、膀胱括約筋が緩んで排尿されますが、この働きは自律神経機能ですから、骨盤底筋トレーニングなどで改善できる範囲は限定的です。
ただ、骨盤底筋トレーニングの目的は、トイレまで我慢する時の力を強くするものです。
尿意は膀胱内の圧力が高まると、自律神経が反応して脳に伝えられて関します。そのセンサー周辺に炎症などがあると過敏に収縮します。急に強烈な尿意を覚えます(過活動膀胱) さっきトイレに行ったばかりなのに・・・? と悩みます。
膀胱の慢性炎症対策が頻尿をなくします。すなわち、頻尿は病気の一つと考えるべきです。
頻尿か否かは個人の意識によって異なります。年齢が高いから普通だと考える方が少なくありませんが、その考え方は間違いでしょう。自律神経の働きは年齢と関係無く働いているからです。また、1 日に生産される尿利用は、およそ1800 cc 程と云われますが、膀胱の容積は最大で 600 cc程と言われています。計算上のトイレの回数は 3回/1日 となりますが、そんな方も少ないと思われます。おおよそ、通常のトイレの目安は5 回程度でしょうか。

過活動膀胱とは・・

エコー検査などで膀胱周辺に異常所見が見られない場合を過活動膀胱と言います。
脊髄では骨盤神経(自律神経) に反射して、排尿の収縮と膀胱括約筋(膀胱の栓) を弛緩させて排尿を誘導します。この現象が頻繁に生じることを過活動膀胱と呼びます。
仮に、神経が誤作動するならば調子の良い日とそうで無い日が繰り返されることはありません。いわゆる紙パンツを離せません。また、頻尿・夜間尿と言われるに、それなりの理由が有ると言えます。事実、反応点の鍼灸刺激で安心してバス旅行に出かけられる・ゆっくりと買い物が楽しめるなどと喜んで頂いています。

慢性の膀胱炎のいたずら

過活動膀胱の原因の主要な部分に慢性炎症があります。膀胱粘膜に雑菌などが付着すると軽度の炎症が生じます。免疫力などしっかりしていると炎症は治まりますから、免疫力が低下する高齢者にはどなたも悩まされます。

その炎症は神経学上では痛み信号になります。それが脊髄に伝えられると、膀胱は収縮して排尿が促されると考えられます。また、腰痛などでおしっこが近くなることを経験します。

我慢ができる方法があります。

会陰部周辺に強めの痛み信号があると、上記とは反対の作用が生じます。すなわち、膀胱は弛緩して膀胱内圧が下がり、同時に膀胱括約筋(栓) はしっかりします。これでしばらくは排尿が促されませんから、トイレまで悠々と行くことができます。

反応点治療では

膀胱の慢性炎症がテーマだと考えています。
人の体は、微生物が繁殖する環境を提供しています。体の中のパイプライン(呼吸器系・消化器系・泌尿器系・生殖器系など)には、常に微生物が存在します。
膀胱反応点の鍼灸刺激によって、膀胱の修復を促すことで、慢性炎症に対処しようと考えています。
週一回の鍼灸 (反応点治療) と自宅でのケア (ローラー治療・家庭用のお灸) などをお勧めします。
しかし、頻尿は病気なのだ、手当で改善することを考え合わすと、QOL、生活の充実感など楽しく生きる・自分らしく生きることへのサポートなのでしょう。

子供の寝小便

修学旅行の頃になるとお母さんが心配してお子さんを連れてきますが、排尿のしくみは大人も子供も同じです。熟睡していると意識化の膀胱の栓は強く働いていませんから、膀胱が収縮すると自然に排尿されます。すなわち、膀胱が収縮していると考えられますから、頻尿と寝小便はほとんど同じ原因によってもたらされます。そんな子供さんには必然的に休み時間の度にトイレに行くことが少なくありません。
頻尿の先に、尿漏れがあることは言うまでもありません。トイレが近いことはすでに黄色信号なのですね。

膀胱括約筋

あたかもドーナツのように、膀胱のすぐ下側に尿道をぐるりと回り、尿道を締め付けます。骨盤神経(自律神経)が支配しますから、本人の意思や運動で鍛える、強化することはできません。

尿道括約筋

膀胱括約筋の少し下部に位置します。膀胱括約筋と似ていますが、本人の意思で開閉します。骨盤底筋トレーニングなどによっても鍛えられます。尿意をトイレまで我慢できるのも、この筋肉が尿道を締め付けているからです。

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