アトピーの手当て(鍼灸)
2020年01月27日、掲載
鍼灸術による手当ては
アトピーの方の皮膚はブドウ状球菌が繁殖し、皮膚炎が広がることの原因に関わっています。
アトピーには好発部位があります。皮膚が皮下に密着している部位は、神経性の炎症を生じて (アレルゲンと同じように) 小さな傷をつけます。
肝臓機能を高めるために : 肝臓反応点を刺激します。皮下にゆとりを作るために表在筋の弛緩に努めます。
反応点治療では
肝臓反応点の刺激を奨励しています。詳細は明確でありませんが、肝臓反応点の回復とアトピー性皮膚炎の改善が同期して変化してゆきます。おそらく、肝臓反応点の刺激が、肝臓による抗菌作用や修復作用・免疫作用などを高めるのだろうと考えられます。
肝臓の機能が向上してくると、アレルギー性鼻炎などにおいても、2.3回鼻をかむと、その後はスッキリするようになります。防衛力や修復力が高まることで、アレルギー症状に悩むことが少なくなるものと考えられます。
新しい考え方が開発されています=ニュース。
「ブドウ球菌感染は重度のアトピー性皮膚炎では90%の患者にコロニー形成が認められる」とし、従来の筋肉注射(インフルエンザワクチン)が高い防御効果を得られるとの考えを示している。ブドウ球菌のコロニー形成が免疫細胞を皮膚から「撤退」させる可能性が示されている。また、ブドウ球菌は特定の免疫系細胞の活性を妨げる毒素を産生すると研究著者らは説明している。
Leonard Krilov氏は、「今回の知見は、アトピー性皮膚炎のある小児は特にインフルエンザ予防接種の必要性が高いことを示すものだ」と述べている。