不妊症なら鍼灸(反応点治療)を試そう ! 西宮
2020年01月27日、掲載
不妊症と反応点(鍼灸・はりきゅう)
出生の向上を目指す鍼灸施術が望まれています.
反応点治療研究会では、子宮粘膜と卵胞の免疫力に着目します。
不妊症の原因は様々です。
排卵障害(ホルモン)・卵管障害(感染による炎症や術後の癒着)・子宮の病気(筋腫・内膜症・アッシャーマン症候群)・免疫異常・男性不妊などが知られています。
1.不妊症では、卵巣や子宮に病気をお持ちの方がおられます。
卵巣の機能不全、子宮内膜症・多能法制濫觴などいろいろありますが、子宮内フローラの問題が重要です。排卵当初の卵胞には免疫力が乏しいことが起因します。
2.子宮筋腫があっても出産が可能な場合は多いのです。
筋腫の大さ、発症部位などによって、出産の可能性は異なります。
3.内膜症と言われたのですが・・・。
個々に病態は異なりますから病名だけで判断はできません。内膜症の手当てを優先すべきでしょう。
4.男性不妊も話題になっていますが、
無精子症でない限り受精の可能性はあると考えています。(精子は卵管を通過して先体反応を生じ、ハイパワーな行動力を発揮するからです。顕微鏡の観察だけで男性不妊の原因にすることは無理がありそうです。
不妊症の治療では体外受精を勧められました・・・。
その成功率が成功率は30%程度とはどうしてでしょう・・・。卵細胞の細胞分裂を確認して移植するのですが、なぜ子供ができないのでしょう・・。すなわち、着床障害と考えられます。子宮内膜の環境がテーマかと思います。
1.着床率を高めるために・・。
移植が成功しても育たない例は少なくありません。受精後2W 程度でエコーで卵胞が大きくなっているのが確認できます。しかし、それから一月でエコーで確認できない例があります。
卵胞に免疫機能の空白期間があることを思い出しましょう。
不妊症に対する反応点研究会の鍼灸施術は、
子宮や卵巣の反応点を刺激して生殖器の働きを高めようとしています。同時に生殖器を支配する副交感神経機能に働きかけ、子宮粘膜の血流などを促します(全日本鍼灸学会誌、子宮の神経性調整と鍼灸、1999,49-4)。
反応点は子宮や卵巣の働きを知らせてくれますから、それらの施術は重要です。
子宮内の免疫力がテーマ
・人の場合は、受精後5日程度でマクロファージが、7週後程度でT細胞が確認されています。少なくとも数日の間は卵胞に免疫力ないのです。しかし子宮の粘液がそれを担っています。その粘液分泌量が十分か否によって着床率が異なります。不妊症のテーマの一つです。
・医療ではタイミング療法、顕微受精術など受精するための方法を開発してきました。しかし、着床対策については具体的な方法が開発されていないようです。子宮粘液分泌は自律神経の機能ですから、複雑な要因が関わっています。
男性不妊とは
不妊症は女性だけに問題点があるわけではありません。男性不妊と言われる病的状態も少なくないと考えられています。
無精子であれば、その原因を探求しOPなどが適用となる例もあります。最近の論文では、化学物質の中には精子の数の現象や運動能力の低下などが指摘されています。中でも有名なのは PCB ですね。受精時にDNA メチル化を盛んにして、先天性の疾病や発達以上を誘発します。
精子の数が少ない・動きが悪いは、男性不妊ですか・・ ?
精子は、当初はキャップを被っています。キャップの内側には卵胞に小さな穴を開ける酵素が入っています。
このキャップを投げ捨てて(先体反応)、卵胞に穴を開けながら卵に突入していくのです。この時、ハイパワーになり尻尾を動かして前進すると報告されています。
(精巣にいるときの精子は仮眠中なのです)
特定の疾病が見つからない限り
1.子宮粘膜の分泌は十分ですか
2.前戯によって子宮の蠕動が高まっていない
前戯が子宮収縮を誘発して精子をラッパ管まで届けます
3.性行為のタイミングが合っていない
卵胞も時間が経つと受精力が低下します。ラッパ管に精子が到達してから排卵があることが大切です。
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