美顔・美容
2020年01月05日、掲載
美顔・美容と反応点治療
美顔用の鍼は・・反応点を刺激する鍼灸施術
- 鍼は細くて、短いものを使用します。それは、表在性の筋肉、皮下組織、皮膚が主要な施術部位になることを意味しています。
- ローラー刺激を多用します。皮膚の出血の危険性を回避することと、刺激量が圧倒的に大きいことから効果が高いからです。
- 皮膚炎・アトピー性皮膚炎などアレルギーをお持ちの方には、局部のみの施術では無く、全身の施術をお勧めします。炎症を抑えるには肝臓機能を高めることが大切だからです。
- むくみが強い場合は、内臓機能 (心臓や腎臓) を高めることが効果的です。
- その他に、甲状腺の機能障害、虫歯、咽頭炎、鼻炎などをお持ちの場合は、それらを管理する目的で、全身性の施術をお勧めします。
美顔のポイントは、鼻炎・口腔疾患などの手当てを通じて、皮下にゆとりをもたらすことでしょう。輝きと美しさを取り戻す反応点の鍼灸刺激をお試しください。
一般的な美顔鍼灸術
美顔術で100本以上の鍼を顔に施すシーンがテレビで放映されました。本当にそのように多くの本数を要するのでしょうか・・?
実は、
- しわの周りを刺激するから、しわが解消されるのではありません。
- 一つの筋束に何本刺激しても、筋肉の弛緩効果はほぼ同じです。
- 出血した血液が固まると、そこの防衛力が低下します。
- 皮膚の分泌や代謝・血液循環の促進は自律(交感)神経の作用です。
反応点治療の考え方
一つは、ストレス状態の時に、顔に”しわ”を生じるように、苦痛などに耐える姿が皮下にしわを生じ、皮膚を歪めています。すなわち、顔の筋肉をリラックスさせることでしわは解消されます。
もう一つは、鼻腔の粘膜などに生じる小さな炎症が、筋肉を慢性的に緊張させます。また、局所的なむくみをつくります。ほうれい線の左右差を作る主要な原因です。
また、炎症物質が作用して血流やリンパ液の還流を阻害します。また、鼻炎などによる発熱が発赤を誘導します。
美しさを求めることは、健康を求めることに通じます。
反応点に鍼灸・ローラー施術を施す反応点治療では、鼻や口腔などの粘膜に着目して皮膚のコンディションを整えます。同時に肝臓などの代謝機能をフォローします。