河村廣定のHP:疾病は皮膚自律神経に伝わる=反応点治療(講習会・岐阜・神戸・西宮・尼崎・甲子園口・三ノ宮・芦屋・宝塚・西宮北口)

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頭痛・ズキンズキン・偏頭痛は鍼灸(西宮) で・・

2020年01月06日、掲載

頭痛・頭が割れそう・・?

激しい頭痛で脳の血管障害を心配する患者さんは少なくありません。そして、鎮痛剤を服用しても治らないと悩みます。また、頭痛以外に肩こりや首の痛みなどを伴う例も多いのです。大切なことは、頭痛がどこに始まったかによって原因疾患は異なります。

歯が原因する頭痛は片頭痛になりやすい

口腔内の痛み信号などが「こめかみ」周辺の筋肉を緊張させて偏頭痛になります。噛み合わせが悪い・虫歯・歯周病・口内炎などが原因の一つです。

口腔内の疾病がまた下額の痛みが顎関節症に発展した例も見られます。

ズキンズキンと拍動性の頭痛

偏頭痛を我慢しているとズキンズキンと強い痛みに襲われることがあります。

筋周辺の血管は、直接筋肉に触れないように配置されています。ところが筋肉の緊張によって動脈を圧迫すると、血管の拍動が筋肉に伝わり、ズキンズキンと痛みを感じます。

組織の緊張が関わる痛み(=機械刺激受容体の興奮)ですから、鍼灸治療など物理的治療が効果的です。反面、消炎鎮痛剤など薬物の効果は限定的です。

肩が凝って頭痛がすると言う方がいます

頭痛の原因は”肩こり”ではありません。咽の炎症が反射性に肩の筋肉を緊張させて”肩こり”を誘発しています。同時に頚部や後頭部の筋肉も緊張させて頭痛を誘発させます。

風邪の引き始めや咽の炎症時に、肩こりと頭痛の両者を覚えることが多いのはそのためです。

頭の芯が痛い訴える方がいます

痛みを我慢していると、痛みが移動する、また広がることを体験します。やがて脳はその一つ一つの痛みを正確に把握できなくなるようです。そして、いくつかの痛みの中点(芯)が痛いように錯覚します。脳内には痛みを受け止める受容体が無いですから、頭の芯が痛く感じたとしても、脳の病気を想像する必要もありません。(例外的に、くも膜下出血は随分強い痛みになる)

脳の芯に痛みを受け止める神経はありません。前頭部・後頭部・側頭部などあちこちで同時に頭痛が発症すると、人の脳は一つ一つの頭痛を整理できないようです。そんな時にそれらの中心になる頭の芯が痛いように感じとしまいます。一つ一つの原因を治療すると頭痛に対応できます。

強い痛みで嘔吐します

あちこちの痛みが脳に伝えられると、脳は情報の整理ができなくなって混乱します。やがて自律神経機能に影響して、吐き気を招くのです。そんな時、不安感を覚えるものですが、いわゆる麻痺や意識障害などが見られない限り危険性は限られます。

クモ膜下の血管障害では「未経験の痛みでした、特殊な痛みだった」と訴える人が居ます。通常、脳の血管障害では、しゃべりにくい・四肢の動きが悪いなど頭痛とは別の症状を呈します。単に頭痛のみを生じる場合の危険性は高くないと考えられます。

頭痛はツキツキと軽く痛みを感じた時が、治療のチャンスです。我慢していると強い頭痛に見舞われます。多くは鼻・咽・口腔などの慢性炎症が顔の筋肉を緊張させて生じます。

頭痛のいろいろ

頭痛は、くも膜下出血などMRI などで脳障害と確認されない場合、群発性頭痛・緊張性頭痛・偏頭痛などに分類されます。その呼び名が多いのはどうしてでしょう。

お医者さんや研究者は症状を説明するに適した病名を作ります。すなわち、発症パターンや痛みのパターンから頭痛を分類しています。痛みの原因を区別したものではありませんから、根本的な解決は難しいのです。

痛む場所が自覚できる痛みは、心配ありません。体性感覚と言って、表在性の痛みです。

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