不妊症と不育症
2020年01月27日、掲載
今年の反応点治療研究会の合宿は婦人科がテーマの柱になった。
不妊や不育症の原因と鍼灸治療の可能性について見解を示した。
男性不妊も話題の一つになった。
20-30マイクロと言われる精子が
どうやって子宮から卵管、ラッパ管に到達するのか、
そして、どのように卵に突入するの・・・?
女性の生殖器は蠕動運動のようにして精子を輸送する。
そこに必要なのは粘液だろう。
粘液と精子が一緒に移動することが大切か・・・。
精子の先端に先体反応を起こさなければ、
ハイパーエクステーションできない。
男性の体内で眠っていた力が活性化される瞬間である。
すなわち運動性も活性化されない、卵を包む透明帯を突き進むことはできない。
体外受精では人工的にこの処置をするが、
わずかなエネルギーを有効に使用するには、
その処理と時間が深く関わる。
顕微授精は、その危険性を回避するために行う。
卵が分裂を始め、生命が動き出した胚を移植しても、
なぜか妊娠の成功率は高くない・・・?
なんか変だなぁ〜と感じる。
鳥類の卵は卵包や卵自身が抗菌物質を持っているが、
ほ乳類は子宮と言う安全な場所だから当初は持っていない。
どうやら、ここがポイントなのだろう。
生理による子宮のクリーンルーム化が、保てなければ、
移植しても育たない。
無防備の卵は微生物に対抗できない。
胎盤を形成できないのだろう・・・