自律神経失調症 (不定愁訴症候群) を訴える患者さんは複雑な愁訴をお持ちの方が目立ちます。めまい・鼻づまり・耳鳴り・頭痛・肩こり・動悸・冷え・食欲不振や便秘・下痢などのように全身に愁訴を訴えます。施術する立場から一つ一つの症状を説明できないのでしょう、う-ん、自律神経の失調かな・・・と考えてしまいます。

それらを分解して考えると、頭痛・肩こり・冷えは体性感覚の範囲です。めまいは内耳、鼻づまりは鼻炎、同期は心臓、食欲や便秘は消化器の症状です。それらが同時に自律神経によって害されるならば、一本の神経が全身に軸索(枝) をだす、または、シナプスでつながっていることが必要です。残念ながら自律神経の分布はそのようになっていないのです。

肩こりや頭痛は筋緊張が関わりますから、運動神経=自律神経では無い。

心臓は胸部交感神経系・消化器は迷走神経 (脳神経) が主要な機能を支配しています。

冷えは腰部の交感神経

めまいは前庭神経 ・鼻づまりは三叉神経 (脳神経)

それらの症状が一人の方に生じても、別々の神経系や脊髄支配が異なりますから、ひとまとめにして自律神経失調症と名付けることに無理があるのです。おそらく、一つ一つの症状を一人のお医者さんが説明することは大変なことです。いわゆる症状を表す症候名は病名では無い(原因が特定されていない)と考えるべきなのでしょう。

原因不明の症状に対して、「自律神経の調整・自律神経の調子を整える」などといい加減な言葉を用いる鍼灸師・医師など医療関係者が多いように感じています。

私ども反応点治療研究会では、皮膚に認められる反応点 =深部からの情報が皮膚の交感神経に影響した部位=を検索して施術します。鍼やローラー刺激は脊髄を介して問題の内臓などの深部を支配する自律神経に働きかけて深部の修復を促します。すなわち、一つ一つの症状を発症させた原因疾患に働きかける鍼灸施術なのです。

西宮の治療院に今日来られた患者さんも、最近動悸がなくなった。頭痛も無い・・・とたくさんの症状が一つ一つ解消されることに安心感を抱いていただけたようでした。

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