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痛みの疾患

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痛みとは(西宮・反応点治療)

痛みって、他人には分からない辛さがあります。

痛みは神経活動ですから、神経学上から痛みを考えると、どんな施術が鎮痛を促すかを知ることができます。

まずは、神経学上の痛みについて

神経学上では、痛みは神経の病気ではありません。痛みの情報が脳に伝えられていることは、その神経が正常に働いたことを意味するからです。

先ずは、痛みの理解を進めるために痛みの神経の構造を説明します。

感覚神経の先端には受容器といわれるアンテナが備わっています。その興奮は神経に伝えられ、脊髄・脳へと情報を伝えています。

ポリモダル受容器(アンテナの一つ)

ポリモダル受容器には、20種類程のカギ穴が付着していますが、大別すると3つのタイプに分類できます。

  1. 発痛物質など化学物質を受け止める。
    傷などによって破壊された細胞周辺から産出される化 学物質を感知します。
  2. 火傷する高い温度と比較的低い熱に反応する熱センサーがあります。
    皮膚の温度感覚を担っています。
  3. そして圧迫など機械(物理的)刺激に反応する鍵穴です。
    転んだときの痛みや、ぶつけたときの痛みなどを捉えます。

その痛みの神経は、先端部の受容器が収集していますから、一般的には痛いところにその原因があると考えられます。そして痛みは、体外などからの刺激が身体のどこに加わったかを知らせるシステムです。

そのため全ての感覚は一本一本の神経が独立し、その情報が混乱を生じないようになっています。

痛みを神経の病気と受け止めるのは間違いなことがわかります。仮にくも膜下出血などで強い痛みがあっても、それは出血性・血管の痛みなどです。大変な病気ですが、痛みを生じるシステムは同じ機序が関わると考えられます。

通常の痛み

以下に示しました数々の病気を痛み疾患と言いますが、その解消法についてまとめます。

多くの患者さんは、動作痛です。これは、初動時に筋肉が緊張した時、筋膜に歪みを生じて発症します。そんな痛みには、筋肉を弛緩させ、筋膜の歪みを解消することで対処ます。生理学では、Ⅰb抑制・テンドンなど読んでいます=自原抑制.野口・松山・河村、全日本鍼灸学会誌56-3(2006).

鍼灸術は、患者さんの肉体的な負担を最小限にして自原抑制を誘発させることができます。また、筋肉は勝手に硬くなることはありません。必ず、反射性の神経の興奮が筋肉を局所的に緊張させます= 脳を介さない反射ですから本人も気づかないのです。

反応点治療は、筋肉を緊張せさた原因疾患と、筋肉の弛緩を目的に施術しますから、治療効果が際立っていると思います。

脳の勘違い

時々、脳が勘違いをすることがあります。2点弁別閾値の測定と言う検査があります。小さなノギスの刃で(2 点)で皮膚を突いた時に、1 点を刺激したように感じる場合です。どうやら近隣部位に2 種類、あるいは2 ヶ所の刺激が同時に加わると、その一つ一つの感覚を適正に判断できないようです。

症例的には感覚鈍磨などですが。脳の解析力がさほど協力でないことを意味しています。通常は患者さんの訴えをそのまま受け止めて良いのですが、時にそうでもない場合があるのです。反対に痛覚過敏というのがあります。これは受容器が化学・機械受容器などが同時に興奮する場合に生じます。

最近の鎮痛剤は進化している。

この間までの鎮痛剤は「消炎鎮痛剤」でした。風邪薬、頭痛薬、生理痛薬など(ロキソニン・パブロン・ノーシン・・・ ) 色々の薬に用いられています。

ところが、モルヒネ様鎮痛剤は、脊髄や脳に作用する薬ですから、従来の消炎鎮痛剤と異なり、どんな痛みにも効果がありそうです。今年の学会では、モルヒネ様鎮痛剤とは異なる視点で新しい鎮痛剤が開発されようとしていることが報告されています。それは、痛みを受け止める受容体(TRP)の働きを抑制するもので、痛い部位に注入する(歯医者さんで用いる局所麻酔剤の様に) と痛みの神経が興奮しにくくなることを狙っています。5年もすると、おそらく医療機関で用いる様になるでしょうか・・・。ありとあらゆる痛み治療に役立つと考えられます。

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