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痛みの疾患

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痛みとは

神経学上では、痛みは神経の病気ではありません。痛みの情報が脳に伝えられていることは、その神経が正常に働いたことを意味するからです。

先ずは、痛みの理解を進めるために痛みの神経の構造を説明します。

感覚神経の先端には受容器といわれるアンテナが備わっています。それを受容器(センサー)と呼びます。その興奮は神経に伝えられ、脊髄・脳へと情報を伝えています。

ポリモダル受容器

ポリモダル受容器には、20種類程のカギ穴が付着していますが、大別すると3つのタイプに分類できます。

  1. 発痛物質など化学物質を受け止める。
    傷などによって破壊された細胞周辺から産出される化 学物質を感知します。
  2. 火傷する高い温度、比較的低い熱に反応する熱センサーがあります。
    皮膚の温度感覚を担っています。
  3. そして圧迫など物理的(機械)刺激に反応する鍵穴です。
    転んだときの痛みや、ぶつけたときの痛みなどを捉えます。

その痛みの神経は、先端部の受容器が収集していますから、一般的には痛いところにその原因があると考えられます。そして痛みは、体外などからの刺激が身体のどこに加わったかを知らせるシステムです。

そのため全ての感覚は一本一本の神経が独立し、その情報が混乱を生じないようになっています。(その他に、強い物理刺激のみに反応する、高閾値機械刺激受容器があります)

時々、脳が勘違いをすることがあります。2点弁別閾値の測定と言う基本的な検査があります。小さなノギスの刃で(2 点)で皮膚を突いた時に、1 点を刺激したように感じる場合があります。どうやら近隣部位に2 種類、あるいは2 ヶ所の刺激が同時に加わると、その一つ一つの感覚を適正に判断できないようです。症例的には痛覚過敏、反対に感覚鈍磨などです。時には別の部位に痛みを感じる場合があります。脳の解析力がさほど協力でないことを意味しています。通常は患者さんの訴えをそのまま受け止めて良いのですが、時にそうでもない場合があるのです。

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