日本人に多いと言われている 2 型糖尿病患者さんに、リウマチにも用いる免疫調整・抗炎症剤(ジアセリン) を投与した。その効果は 24 週をピークに減弱し、48週では効果が消失した(ランダム化・二重冒険)。

長くは続かないが、HbA1c を低下させたことはどんな意味があるのだろうか・・・?

糖尿病患者さんの膵臓における炎症などが膵臓機能に関わったことを意味すると推察している。

反応点治療(鍼灸) を用いて糖尿病患者さんを診ていると、膵臓反応点は日々大きさが異なる。また、鍼灸刺激に対して反応点の回復具合も異なる。そして、膵臓反応点が小さい時の血糖値は低めなことを度々経験する。

毎朝、ご自分で血糖を測定する患者さんは、通院のつど測定値を報告してくれるが、膵臓反応点を診察すると今朝の血糖値が良かったか否かを知ることができた。反応点が大きい時は、「今日は残念でしたね」と声をかけたが・・・。寂しそうな表情をされていた。

これらのことと合わせて推察すると、血糖値の管理は食事・運動量などの他に、日々異なる膵臓のコンディションが関わることが考えられる。

この論文の趣旨はともかくとして、膵臓のβ細胞の数やインスリンの生産量、あるいはインスリン抵抗性だけで糖尿病を理解することに疑問が残る。すなわち、糖尿病患者さんの膵臓に感染などによる炎症が、機能を低下させることを考えさせられる。48週で効果が消失することは、膵臓の消炎作用によるインスリン生産量の低下を意味しており、消炎剤の有効性を理解できるだろう。

感染などによる炎症に諸々の微生物が関わるだろうから、今回の薬物以外にも適用が考えられる薬物は徐々に明らかになるだろうか・・・。

ただ、糖尿病が治るわけでも無いことはいうまでも無い。血糖の管理は大変な苦労があるが、「どうもおかしい」「不安定だ」などと感じる方は確かめてみるのもいいのだろう。

鍼灸治療においても、膵臓反応点だけが問題になる糖尿病患者さんはいないが、その他の慢性炎症や風邪などの影響は無視できない。

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