ある学生がお腹が痛いと訴え、手洗いに行った。よくあるいつもの授業だったか・・。しばらくすると、「めまいがする」と訴えた。ベッドに寝かせて学生の一人に内耳点に鍼をするように指示した。友人を助けたい一心で緊張した面持ちのようだ。施術する学生、施術を受けるのも学生、不安と緊張が伝わってくるように感じた。そこで、学生の不安を取り除くために、内耳点の反応を確かめもう少しだねと声をかけた。施術を担った学生はホッとしたように頷いた。・・・眼振もおさまり少し顔つきが良くなったようだ、起き上がって立たせたが、姿勢はちょっとぎこちなさそうだった。大丈夫ですとの声に力はあった。

こんな「めまい」は良く見かける。今コロナウイルスで世の中が騒がしいが、風邪かな、ウイルスであっても不思議ではない。メニエール先生が言うように、内耳のリンパ管が炎症を生ずるなら、めまいは起こる。よく聞くと、時々めまいを起こすらしいが、リンパ管の狭窄はなかなか厄介なものである。

授業が終わると、彼女は帰って行った。その姿からは心配無いようだつた。