欧州の心臓病学会年次報告には、バックマスクによる呼吸管理の適性を疑問視する報告がなされた。なんとバックマスクの有用性が認められなかったのだ。

心臓病では、血液循環が損なわれる – 酸素が不足 – 脳細胞などに障害される。 こんな考え方から、気管に管をつなぐ気管カニューレー、バックマスク法 (マスクをして手やポンプで空気を強制的に送る) などが行われている。今回の報告は、心筋梗塞に酸素投与・院外心停止におけるバックマスクと気管カニューレートの比較・ST(心電図)上昇時の抗血栓療法による予後や脳障害など対してまとめたものらしい。

酸素投与では死亡率に影響なかった。しかも、喫煙・年齢・糖尿病・心筋梗塞の既往に全く影響されないと言うものだ。喫煙者の肺内にタールが沈着して呼吸効率を下げることは知られている。高齢者では呼吸が浅くなり、肺の働きは低下している。糖尿病では合併症の主要な部分に血管障害がある・・??

どう言うこと・・? 酸素って必要ないのですか・・??  血中の酸素濃度が低いから酸素を投与すると言う単純な考え方が問題のように思える。なんといっても呼吸困難がない限り、酸素の投与は考えものなのだろう・・・。

血栓対策も疑問の結果であった。緊急時にどの程度の血栓の可能性などは判別しにくい。予防的処置として抗血栓薬を投与することが無駄と言い切れないと思いますが・・・??  結果的に心筋・脳・出血などに影響しなかったのだ。

脳梗塞では、抗血栓薬投与による回復が期待されているが、この場合はいかがなものだろうか・・・? 昔、小渕総理の脳血管障害に抗血栓薬で出血を生じて話題になったことを思い出す。

血栓が大血管に起こるならば、初期の血栓薬は有効かもしれない。脳は10数秒の血流停止(酸素欠乏) で細胞が死ぬ、しかし、血管はあちこちから伸びており、血管から露出した漿液が生命を保っているのだから、ある程度の時間的余裕はあるのだろう。小血管の場合は、どうだろうか。支配領域が限局的であることから死亡例を調べてもどの程度の意味があるのかは分からない。

これらの報告をどのように受け止めるならば妥当性が高くなるかは、現場の判断なのだろう・・・。

西宮の治療院で鍼灸治療をしていると軽度の心臓病患者は意外と多い。彼らの心臓反応点を管理していると行動力が回復する。そんなことを考えると、やはり予防のために、あるいは極初期の管理の重要性を認識する。

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